このマガジンでは「リユースをもっと楽しむ」をコンセプトに、色々なカルチャーを「リユース」の視点から楽しめる情報を発信しています。
今回ご紹介するのは、工具メーカー。
中でも、優れた品質とサービスを提供し、プロメカニックたちにも愛されている「Mac Tools」についてです。
今回は、
という形で、ご紹介します。
ぜひご覧ください。
Mac Tools(マックツールズ)とは?
引用mactools.jpMac Toolsは、1938年アメリカのオハイオ州で「Mechanics Tool and Forge Company」として、設立。
7人の男性により『世界最高のツールを製造する』という目標のもと立ち上げられました。
わずか5,500ドルの資本金で、中古機械と古いガレージを購入し、3種類のレンチ造りから開始しました。
引用mactools.jp1942年、思惑とは違いましたが、第二次世界大戦の影響もあり政府と契約したために、会社は繁栄していきます。
生産が軌道にのり、製造ラインを拡大。
1945年に相次いで工場移管や編成などを行いましたが、どの工場で製造した製品も「Macツール」と呼ばれメカニックたちに親しまれていたようです。
1961年、Mac Tools社へ正式名称を変更。
1980年には、STANLEYグループ(ニューヨークに本拠地のある、世界的な金融機関グループ)の一員となり、2010年に「Stanley Black&Decker」へ変化を遂げています。
現在ではMac Toolsは、42,000品目を超える製品ラインを持ち、アメリカ・ヨーロッパ・日本で80年以上継続しているプレミアムな工具メーカーです。
時代とともに会社の体制が変わりつつも、優れた品質・価格・サービスは変わることなく提供しています。
引用mactools.jp評判・使い心地
Mac Toolsは、自動車やバイクの整備工具として高いクオリティを追求する工具メーカーです。
シンプルで使いやすく、どのような環境で酷使されても耐えることができると言われ、その評判から、一般ユーザーからプロのメカニックまで幅広い方達に選ばれています。
また自動車・バイクメーカーとテクニカル・パートナーシップを結んでいるのも大きな特徴です。
そうすることで、レース車両のメンテナンスやセッティングを担当するメカニックをサポートし、最高のパフォーマンスができるように協力しています。
アメリカでは大きなバンにたくさんの工具を乗せ、一週間の決まった日時に工場を訪問し、そこで即席販売会のような形で販売することも。
販売目的だけでなく、メンテナンスや現場の声を聞く、メーカーにとっての貴重な機会としても活用しています。
仕事中のメカニック達が、現場を離れることなく工具を購入することができる上に、メンテナンスまでしてもらえ、メーカーとメカニック達の繋がりの場となる、双方にとって嬉しいことのようです。
引用arcarrsgitzo.com日本でもアメリカほどのサイズではないですが、商業用バンで来てくれる(バンセリングシステム)こともあります。
中には沢山の工具が置かれていて、Mac Toolsだけではなく、他の海外メーカーや日本のメーカーの工具も置かれていることもあるようです。
もちろんホームセンターやインターネットでの購入もできますが、直接意見を聴きながら購入できるところは、バンセリングシステムの良さと言えるでしょう。
価格もネット販売とほぼ同等なようですし、まとめ買いで値段交渉ができる場合もあるようです。
引用arcarrsgitzo.com偽物が出回っていることも?
世界中のメカニックに愛されているMac Toolsですが、工具箱もとても人気があります。
赤をメインにしたカラーデザインもアメリカらしく、車のバンパーと同じ樹脂で製作された、耐久性のあるボディーが大きな魅力です。
しかし、まれにサイトなどで、Mac Toolsのステッカーを貼っただけの製品が正規品かのように販売されていることがあります。
またMac Toolsのステッカーのコピー品が多く出回っているようです。
(公式ステッカーは、MACバンの移動販売のみで取り扱われています。)
ステッカーを使用して自分好みにカスタムを楽しむ人もいますが、販売されている場合には少し気をつけた方が良いかもしれません。
引用mactools.jpMac Toolsの人気ツール
電動インパクト
インパクトドライバーとインパクトレンチがあります。 引用mactools.jp- インパクトドライバー
- インパクトレンチ
それぞれ、先端に取り付ける工具が異なります。
どちらも手作業で行うには時間も手間もかかってしまうので、電動で作業することにより時間の短縮、さらには完成度の高さを実現することができます。
充電式か?コード式か?
充電式・コード式のどちらがよいか選択する必要があります。- 充電式の場合
- コード式の場合
使用する場所や環境によって、それぞれの特徴と相性のよい選択ができるとよいでしょう。
スクリュードライバー
引用mactools.jpスクリュードライバーそのものは、ネジを回したり締めたりする作業に使用します。
家庭でもよく使われる、身近な工具の一つです。
Mac Toolsは、豊富なドライバーセットの種類があり、グリッブが持ちやすい構造になっています。
素材は、アセテートプラスチックを採用。
酸や液体、溶剤に強い耐久性のある素材で、長く愛用できます。
サイズも豊富で、様々なネジ穴のサイズ違いに対応可能。
また色、デザイン等も種類が豊富です。
ネジを締めるには、“押し回す”ことがコツだと言いますが、押す力を使うには、ドライバーとの相性も大切なポイントです。
ラチェット
引用mactools.jp手首の反復動作で、ネジを締めたり緩めたりできる工具、ラチェット。
Mac Toolsでも代表的な製品です。
ヘッド部分の角度を自在に変えられる「スイベルラチェット」を始め、コンパクトで狭い場所でも使用できるもの。
フルポリッシュクロムメッキ仕上げで耐腐食性に優れているものなど、様々な種類があります。
Mac Toolsのラチェットはモデルチェンジの頻度が比較的高いことから、人気の廃盤モデルの場合、プレミアがつくことも。
中古市場でも人気がある工具です。
自在に回転するスイベルラチェット 引用mactools.jp製品保証について
Mac Toolsの製品には、それぞれ保証が付いています。
これも、Mac Toolsが世界のプロから愛されている大きな理由の一つです。
「せっかく揃えた工具が肝心な時に使用できなくては意味がない」というところから、製品保証が制定されたようです。
ラチェットのような手動で使用するハンドツールに至っては、生涯保証!
正しい使用方法を守っていた場合のみですが、破損や屈曲、メッキ剥がれ等で使用できなくなってしまった製品は、良品と交換してくれます。
ハンドツール以外にも、電動工具から油圧工具、ツールボックスなど、その他の製品でもそれぞれの期間で保証が設定されているので、もしお持ちの製品に何か問題が起きた際には確認してみても良いかもしれません。
ただし自分で分解してしまったり、経年劣化等には保証が効かないので、注意が必要です。
保証書や領収書などをしっかり保管しておきましょう。
中古市場での評価
今回は、「Mac Tools」について、ご紹介してきました。
ここまででも少し触れたとおり、Mac Toolsの工具は中古市場で高く評価されているものも多くあります。
工具の性質上、常に工具を使うプロの方は使ってみて馴染まない工具を売ったり、家庭でのDIYをされる方は何か作りたいものが完成し、工具が必要無くなれば一旦売りに出す…というような事は多くみられます。
そういった中古市場の品物の動きの中で、Mac Toolsnoのアイテムは価値が落ちにくく、二人め、三人めのオーナーの手に渡ってもまだまだ使っていけるという事で、重宝されています。
とくに価格帯が高めの電動工具や、人気の工具箱などは高額で取引されています。
「せっかく買ったのにちゃんと使えない!」「価値のあるものなのに値下げ交渉等が多すぎる!」などのトラブルやストレスを削減するためには、プロの査定士のいる店で購入/売却をするのがおすすめ。
売りたい工具がある方は、ぜひmeseeでプロのショップを見つけてみてくださいね。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んで下さりありがとうございました。
今回は、アメリカ生まれの工具メーカー「Mac Tools」について、ご紹介させていただきました。
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